ペドロ・E・ファジャさんのお話:其の❹

こんにちは

キノシタショウテンのサボテンです。

このコラムはキノシタショウテンのマスターがお豆の産地へ直接出向き、農家さんと話したり体験したこと、他では聞けないこぼれ話などを盗み聞きしたキノシタショウテンの隅っこにいるサボテンが語る場所です。
専門知識不要のコーヒー農園でのいろんなお話、コーヒー片手に読んでみてください♪

初めましての方は過去の記事から読んでもらえたらよいかと。。。♪
ペドロさん1話目
ペドロさん2話目
ペドロさん3話目

ちょっと間が空いてしまいました。
すみません。

さてさて。
今回はペドロさん最終話。

あくまでも、「余談」の最終話。
(余談で4話分あるという事実)
ということですので、
またコーヒーの話はあとでゆっくり・・・する…つもりで・・・

今日は約束通り
ランキング第一位の
「未来を見据えた地域への貢献」についてお話していきましょう。

ペドロさんの農園はとにかく広いんです。
以前の話で農園が広いのに、とっても清潔だった、というお話をしたかと思います。
そしてそれがとっても珍しいことである、ということも。

その秘訣はこちら。

「ごみ箱」です。
これがいたるところに設置してあるそうです。

「ごみはごみ箱へ」
なんて当たり前のこと、と我々は思うかもしれませんが、
これだけ広い農園ですし、いろんな方が働いています。
そんな働く人に対する意識付けのために、
たくさんのごみ箱がおいてあるそうです。
ここにも。

ここにも。

はい、言いたいことはわかります。
一緒に言いましょうか。
せーの、

ごみ箱までおしゃれすぎやしないかね。

ね。

景観を乱さない、ほどよく周りと馴染んだ、素敵なごみ箱。

こういったことって小さいことかもしれないですが、
個人として農園に働く人たちへの意識付けという教育をすることで
美しい農園を守る、と共に農園で働く人たちのスキルアップにもつながっているわけです。

農園ので働く人たちへの教育、といえば、
もっとすごいのが、
ペドロさんの農園の中には実は学校があるのです。
農園で働く方々のお子さんが通うための学校。

写真の奥に子供がたくさん見えますか?

これがここで働く方々のお子さん達です。

農園で働く方々は、農家という職業柄、
特定の時期だけ働く、という方も多く、
繁忙期だけ来る人のための住まいも農園の中に準備してあります。

あとちゃんと教会もあるそうです。

まとめると
・住居
・学校
・教会

働く人のために準備してくれているそうです。

すごいですね・・・。

ちなみに前回も登場したお手伝いのオメさんは外から出勤しているそうです。
でも、娘さんも一緒に働いてるそうです。

そして娘さんにはお子さんがいらっしゃり、
お子さんも一緒に来ているそうです。

可愛いですね。
あ、お子さんがです。

※お詫びと訂正:確認いたしましたところ、可愛いのはお子さんだけではない。とのことでしたので、両方可愛い。とさせていただきます。誤った情報を記載していまい、大変申し訳ございません。

2世代で働ける環境そして3世代目も一緒に連れてこられる環境
これって日本でもなかなか珍しいんじゃないかなって思います。

職場環境がとてもいいという
証拠なのではないかと思います。
人にやさしいペドロさん。

人だけではなく、
環境にも優しいんです。

もうすでにペドロさんのやさしさでおなか一杯のサボテンですが
最終話って言っちゃったので伝えさせてください。

さて。
環境にやさしい。
コーヒー豆を作る、
これって環境に悪いこと一つもなさそうに感じますよね。

でも実は、コーヒーチェリーからコーヒー豆にするまでの過程で
環境を汚してしまう原因になるものがたくさんあるのです。

例えば、コーヒーチェリーの果実。
果実は不要な部分なのではがします。
そして
それを豆からはがした後は
発酵槽に漬けるんですが
漬けたあとの水は放っておくと汚水になってしまいます。
豆の周りについたぬめりが水に溶け込んでしまうからです。

そして乾燥した後には
パーチメントという豆の周りの皮の部分。
こちらを脱穀します。
脱穀したカスはどうなるのでしょう?

普通だと、
果肉も、カスも、すべてゴミになり、
汚水も汚水のまま、そのエリアの川に流したり・・・?

ペドロさんは違います。

まず果肉は発酵させて肥料にします。

汚水は溜池を通して浄化します。

溜池に汚水を溜めて、
しばらくするとぬめりやヘドロが下に沈み、
上の部分は比較的きれいなお水になります。

溜池はこんな感じ

上のきれいなお水だけ、次の溜池に流して、
また同じ工程を繰り返します。

3回ほど溜めては次の溜池に流して、を繰り返すと
水は川に流しても問題ないほどの水質に戻るそうです。

じゃあ、溜池の底にたまったヘドロはどうなるの・・・?

じつはこれも肥料になります。
先ほどの果肉と混ぜて発酵させると立派な肥料になるそうです。

そうです、先ほどのこれです。

そして脱穀したパーチメントのカスはどうなるのか。
これも、燃やして熱源にしているんですって。

なんの熱源でしょうか。

こちらの乾燥マシーンです。


豆を乾燥させる過程で
パティオというコンクリのひろーいところにお豆を広げて乾燥させるのですが、
いかんせん大規模農園なもので、
乾燥させる場所が足りない・・・

無理やりお豆が重なった状態で乾燥させると

どうしてもカビの原因になってしまったり、

希望の乾燥度合いにならなかったりします。

そんなときには専用のお豆乾燥マシーンを使って乾燥させるらしいです。

その乾燥させるための熱源に、パーチメントのカスを使っているそうです。

まさに、SDG’s。
ペドロさんは
こういった環境に対してのとりくみを数十年も前から
当たり前のように行ってきたそうです。

すごい・・・凄すぎる・・・

地域貢献が当たり前、という
人間性も
コーヒー豆に対しての真面目な姿勢も、
一緒に働く人たちへの配慮、
来客へのホスピタリティ
全てにおいて感動してしまうペドロ・E・ファジャさん。

ペドロさんの話は無限に終わらなくなってしまうので
予告通り、一旦、ここまで。

またお豆についても詳しくお話させてください。
色々盗み聞き、しておきます・・・♪

最後に農園で働く一家のお写真をご覧ください。

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